一昨年から田植えと合わせて『さなぼり』を実施しています。
『さなぼり』は田植え終了の祝いのことをいい、田の神がお帰りになる意味があります。
田植えが無事にすんで、田の神を送るための祭事でしたが、のちには田植終わりの祝いや休養日と考えられるようになりました。日ごろの生活において関わる級友や学習環境に感謝するとともに、食について考える機会とする意味も込めて、実施しています。
本来なら、鯉など魚料理を食べる文化のようですが、園芸工学科は農業に関する学科ですので、栽培している作物を使って作れるカレーになりました。
具材は豚肉、鶏肉、ニンジン、トマト、タマネギ、ジャガイモ。
肉とニンジン以外は学校で栽培したものです。
食品製造選択生がたくさんのタマネギの皮を泣きながら剥いてくれました。
トマトも大量!!一生懸命湯剥きして投入。
園芸工学科1年生~3年生、職員で約120人。毎年のことながら、120人前の量と味の調整に迷いながらの調理となりました。
隠し味もたくさん入れてトマトの効いた鍋いっぱいのカレーができました。
実習後の1年生。お腹ペコペコでしょう。
各自持参したご飯にカレーを入れてもらいます。
みんなで『いただきます』をして食べます。久しぶりに給食みたいですね。
カレーの味はいかがだったでしょうか。みんな美味しく食べたでしょうか?
すべての学年でほぼ完食となりました。
1年生と2・3年生は別々の場所で食べることとなりましたが、学校で生産したものを調理して一緒に食べるとても良い機会となりました。
またこのようなイベントができるといいですね。