『さなぼり』という言葉を聞いたことがありますか?
田植え終了の祝いのことをいい、田の神がお帰りになる意味があります。
田植えが無事にすんで、田の神を送るための祭事でしたが、のちには田植終わりの祝いや休養日と考えられるようになりました。園芸工学科では毎年1年生が田植え実習を行っています。収穫した米は収穫祭のときに配布し、BBQなどと一緒に味わいます。
日ごろの生活において関わる級友や学習環境に感謝するとともに、食について考える機会とする意味も込めて、昨年度から『さなぼり』を実施しています。
本来なら、鯉など魚料理を食べる文化のようですが、園芸工学科は農業に関する学科ですので、栽培している作物を使って作れるカレーになりました。
具材は鶏肉、ニンジン、トマト、タマネギ、ジャガイモ、ナス。
鶏肉とニンジン以外は学校で栽培したものです。ナスがたくさん収穫できたので、トッピングすることにしました。
昨年の量を参考に作りましたが、どのぐらいあれば足りるのか?
食品製造選択生がたくさんのタマネギの皮を泣きながら剥いてくれました。
トマトも大量!!一生懸命湯剥きして投入。
隠し味もたくさん入れてトマトの効いた鍋いっぱいのカレーができました。
実習後の1年生。お腹ペコペコでしょう。
各自持参したご飯の入ったタッパーにカレーを入れてもらいます。
みんなで『いただきます』をして食べます。久しぶりに給食みたいですね。
また、4月から栽培してきたスイートコーンを午前中の実習で収穫したので、それも茹でて食べました。
カレーの味はいかがだったでしょうか。おかわりをしている生徒もいて、1年生はほぼ完食。
2・3年生も美味しくいただきましたか?
今回は1年生と2・3年生は別々の場所で食べることとなりましたが、学校で生産したものを調理して一緒に食べるとても良い機会となりました。
またこのようなイベントができるといいですね。