12月22日,表彰伝達式と全国大会報告会,終業式が精華アリーナにて行われました。
【陸上部🏃】
第74回鹿児島県高等学校駅伝競走大会
男子6位、女子6位
男子区間3位 久木元 華織
【野球部⚾】
第29回MBC旗争奪高校野球選抜1年生大会 準優勝🏆
第45回九州高校放送コンテスト鹿児島県予選大会
終業式では,校長先生から式辞が述べられました。
皆さんにとって2学期はどんな学期だったでしょうか。令和5年はどんな1年だったでしょうか。
皆さんの前で,今,こうして式辞を述べていますが,振り返ると,4月から一度も全校朝礼で講話をする機会がありませんでした。全校朝礼のたびに表彰伝達が多く,「校長先生のお話」の時間が確保できないなんて,おそらく他の学校にはないことです。それだけ皆さんが部活動や検定など,あらゆる分野で活躍したということでもありますから,喜ぶべきことですね。
さて,振り返ると,皆さんとってこの2学期は特に忙しかったのではないでしょうか。体育祭や精華祭などの学校行事に加えて,2023かごしま総文,燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会と二つの大きなイベントがありました。1年の間に全国規模のイベントが開催されることは非常に稀(まれ)なことです。
7月の2023かごしま総文は,全国から2万人の高校生が鹿児島に集結しました。本校の吹奏楽部の皆さん,放送部の皆さんが実行委員等で関わってくれました。そのおかげで大成功のうちに終わりました。
10月の燃ゆる感動かごしま国体・鹿児島大会では,まず開会式式典前演技で本校ダンス部がリーダーシップを発揮して演技を成功させてくれました。多くの学校の生徒を束ねて一つの演技にする取組は大変な苦労があったことだと思います。ご苦労様でした。ちなみに明日はダンス部の定期発表会が市民会館で行われます。皆さんぜひ会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。
国体のハンドボール競技,銃剣道競技は本校の精華アリーナが会場になったこともあって大盛況でした。女子ハンドボール部を中心とした鹿児島チームはインターハイ3位のチームを撃破して準決勝まで勝ち進み,4位入賞を果たしました。準決勝ではアンダー18日本代表メンバーが複数いるチーム相手に互角の勝負を展開しました。小柄ながら果敢に攻める鹿児島少年女子チームの応援しながら,見る側の視点からハンドボール競技の楽しさと感動,格闘技さながらの激しい競技性に触れることができました。
また,銃剣道少年男子の部に出場した本校銃剣道部は,夏の全国高校銃剣道大会の優勝の勢いのまま,全国3位に入賞しました。
銃剣道部の皆さんも,ハンドボール部の皆さんも,どちらも高い目標を掲げて練習を積み重ねてきたことでしょうから,入賞の喜びよりも悔しさの方が強いのかもしれませんね。
しかし勝負は時の運,結果として勝つこともあれば負けることもあります。大差で負けても,僅差で負けても悔しさは残ります。しかし,時が経って振り返ると,あの時,会場の多くの声援の中で,勝利を目指して一生懸命に取り組んだことだけが強く心に刻まれていくのではないかと思います。選手のみなさんの健闘を讃えたいと思います。お疲れ様でした。感動をありがとう。
また,生活文化科を中心としたおもてなし活動,銃剣道会場の補助員のみなさん,公開演技ならびに表彰式・閉会式の演奏を担当してくれた吹奏楽部の皆さん,馬術競技会場で呈茶や放送部門でがんばってくれた皆さん,サッカー会場で頑張ってくれた皆さん,国分総合体育館で選手に熱い声援を届けてくれた皆さん,本当にお疲れ様でした。皆さんのおかげで国体の各競技は滞りなく終えることができました。
こうして振り返ると,国分中央高校の生徒の皆さんが,大会の成功に一役も二役も活躍してくれたおかげです。関わってくれたすべての人に改めてお礼を言いたいと思います。ありがとう。
さて,明日から冬休みに入ります。学習課題や検定対策,部活動にじっくり取り組める時期です。また,ふるさとを離れている兄弟や親戚,他校に通っている友人たちと再会できる機会でもあります。
一方で,自分自身に目を向けると,今年1年を振り返り,来年のことに思いを致す,自分の心と向き合う時間が多くあるのが年末年始です。
年末と言えば大掃除,自分の部屋,家の中,お庭などをきれいにしながら,今年一年の自分のありようを振り返ってみるのもいいですね。
・目標をもって挑戦したか
・自分のやるべきことに一生懸命取り組んだか
・友人を大切にしたか
・家族を大切にしたか
・困っている人に手をさしのべられたか
できたと思えることもあれば,不十分であった,あるいはできなかったことも皆さんそれぞれにあることでしょう。そのことを来年どうするか。
来年来月9日の始業式に元気に会いましょう。
どうぞ良いお年を。
令和5年12月22日